行政書士試験を受けるメリット
行政書士試験に合格して行政書士としてキャリアを積んでいくのはもちろん、合格後に登録せずとも十分すぎるほどのメリットがこの試験にはあります。合格して得られるものだけでなく、学習の過程で得られるものもあるので当記事で解説します。
ちなみにブログ主は二度行政書士試験に挑戦、一度目は独学で失敗、二度目は通信講座を利用して合格することができました。合格後は行政書士登録はせず、資格と関係なく過ごしています。そんなブログ主でも感じたメリットから5選を紹介していきます。
勉強の方法・ノウハウを習得できる
行政書士試験の勉強する範囲はかなり広く、試験の難易度も易しくはありません。そんな試験に挑むには自分が合格するためにどのくらい勉強が必要か計画し、実践することが合格するために重要となります。このプロセスを経験できることは、今後の人生において非常に役立つでしょう。
勉強計画の例
行政書士試験の合格に必要な総勉強時間は500時間~1000時間といわれています。例として試験当日までに500時間勉強する予定を立てると以下の通り。
勉強開始時期(残り日数) | 一日当たりの勉強時間 |
1年前(365日) | 1時間20分 |
半年前(180日) | 2時間12分 |
3か月前(120日) | 3時間24分 |
このように勉強に当たっては一日当たりの目安の勉強時間を決めておくのが良いと私は思います。
また、勉強の時間以外にも勉強内容の計画もしつつ、勉強を進めていくことになります。このことは、他の勉強をする際や副業などを行う際に活かすことが出来て、きっと人生を豊かにしてくれます。
法律の知識がつく
行政書士試験のなかでも日常生活一般に役立つのは民法の知識。物権債権については消費者として知っていると便利な知識が多いです。また、家族法の知識は家族の死などいざというときに頼りになりました。
また、公務員として働いている方にとっては憲法や行政法の知識が役に立つと思います。
成功体験ができる
行政書士試験の合格率はこのようになっています。
年度 | 受験申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和3 | 61,869 | 47,870 | 5,353 | 11.18% |
令和2 | 54,847 | 41,681 | 4,470 | 10.72% |
令和元 | 52,386 | 39,821 | 4,571 | 11.48% |
平成30 | 50,926 | 39,105 | 4,968 | 12.70% |
平成29 | 52,214 | 40,449 | 6,360 | 15.72% |
つまり行政書士試験に合格するということは、合格率10%台の難関を突破したといえるのではないでしょうか。合格した場合は総務大臣と都道府県知事名が入った合格証が送付されてきます。
合格したという事実は生涯有効です。合格したとを自慢したり天狗になってはいけませんが、今後の自信の源にすることは悪いことではないはずです。
他の法律系資格を受験する際に知識を生かすことができる
私は行政書士試験合格の後、宅地建物取引士試験を受験して合格しています。その際に民法の勉強はほとんどせずに、宅建特有の科目などに集中できました。そのおかげか分かりませんが、総勉強時間が145時間で合格することができました。
行政書士として働くことができる
行政書士を志して勉強している方にとってはこのことが全てだと思います。
自分は合格前から合格した場合でも行政書士に登録するつもりはなかったので、一番のメリットではありません。しかし、登録しない場合でも行政書士になろうと思えば、法律上はなれるという立場は自信になります。
まとめ
行政書士試験に挑戦することは、学習した知識を生かすことだけでなく、自信を持てたり、合格までのプロセスを経験することで成功体験を得られます。
それらは自分の人生をきっと豊かにしてくれることでしょう。行政書士試験を受験しようか迷っている方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか?