難関資格の行政書士試験 独学は可能か?

行政書士試験

行政書士試験は合格率が10%台の難関試験です。勉強する範囲も広く独学で合格が狙えるのかが気になるところですよね。はっきり言って独学でも合格は目指せると思います。しかし、予備校への通学や通信講座などに比べると勉強が大変になるかもしれません。

ブログ主は行政書士試験に一度独学で失敗し、二度目に通信講座を利用し合格しています。そんな私から行政書士試験を独学で受験する方に、私の失敗談をもとにしたアドバイスをお届けします。

独学で合格は可能、しかし・・・

確実に合格を狙いたい場合は通信講座や予備校を利用しましょう。知識のインプットがテキストを自分で読むだけでなく、講義を聴くことでも可能だからです。個人的な感想ですが、講義を聴くことはテキストを読むだけより知識を効率的に定着させられると思っています。

また、通信講座や予備校は学習のスケジュール管理の方法をあらかじめ教えてくれますし、困ったら相談できる場合がほとんどです。これらの点から私は確実に合格をしたい場合は通信講座や予備校をおすすめしています。

しかし、独学で合格できたという声があることも事実です。これから独学で勉強する方への注意点3選をご紹介します。

注意する点3選

①インプット・アウトプットのバランスよく学習する

行政書士試験の出題範囲はかなり広範になります。必要な知識は書店に売られているテキストなどからインプットすることが出来、セットの過去問集を購入し知識をアウトプットしていくことが基本になるでしょう。

テキスト学習のみで過去問をあまり解かない場合は、せっかく習得した知識を本番で生かすことが大変になります。また、過去問に偏った学習だと無意識のうちに問題の答えの番号を覚えてしまい、これもまた本番において問題の意味が分からないといった事態になります。

そこで学習においては「テキストを一周したら過去問を一周する」や「テキストの一定の範囲を終えたらその範囲の過去問に取り掛かる」、「本番に向けてテキスト1:過去問3の割合で学習する」など、どちらか”のみ”の学習は避けましょう。

②学習計画をあらかじめ立てておく

行政書士試験の合格には長期間の学習で合格するパターンと、短期間の学習で合格できるパターンの両方があるとブログ主は考えています。短期の学習とは3か月以内で合格することで不可能ではないと思いますが、特に社会人としてフルタイム働いている方は1年程度の期間を掛けてコツコツ学習を継続する方法が負担が少ないと思います。

以下に1年間または3か月で合格を目指すスケジュールの例をお示しします。

注意:あくまでも一例です。すべての方に当てはまるわけではないのでご注意ください。

注意:私自身はこのようなスケジュールはこなせず、これより長期間で時間を消化しました。

注意:独学や通信講座など勉強方法で必要な総勉強時間は変動すると思います。あくまでも参考にしてください。

行政書士試験で合格に要する総勉強時間・・・600時間

残り日数・・・1年(365日)、3か月(90日)

総勉強時間を残り日数で割る・・・

1年:1日当たり1時間38分

3か月:1日当たり6時間39分←社会人にとってはあまり現実的ではないと思います。

これはあくまで一例です。行政書士試験に合格するには1000時間の総勉強時間が必要という意見もありますし、逆に500時間未満の短時間で合格できるというのもあります。ちなみにブログ主は通信講座を利用して445時間で合格することが出来ました。

大体の総勉強時間をイメージしつつ1日当たりの勉強時間を決めて、学習計画を立てておくと後は何も考えずにコツコツ毎日学習を継続するだけです。途中で過去問や答練模試等の出来によって学習計画の修正をしつつ試験当日まで学習を頑張りましょう。

③毎日継続して勉強する

いくら学習計画を立てたところで、それが実現できなければ絵に描いた餅です。学習の計画は上述したように毎日少しずつコツコツ継続できるように調整するのがおすすめです。また、一日の内で勉強を必ずする時間を設けると学習が継続しやすいように思います。私が試験勉強をしていたのは朝6時から7時までの1時間でした。

学習継続のためのモチベーション維持の方法

・決まった時間に勉強する

・勉強した時間・内容を記録する

・勉強場所を変える

など、、、

これらの方法を参考にしながら、モチベーションを維持しつつ学習を継続していきましょう。

おわりに

行政書士試験を独学で合格するにはある程度の計画性や、学習効率を考える必要があります。もちろんブログ主のおすすめはそれらのフォローがある通信教育です。しかし、行政書士試験は人気資格であり書店でも関連の教材が多く販売されています。それらを活かしながら合格を狙うことも十分に可能だと思いますので、様々な事情で独学で試験に挑戦する方は当ブログも参考の一つに学習を頑張ってくださいね。