長い時間を掛けて勉強を行う必要がある行政書士試験。その方法も独学や予備校に通うなどさまざまですが、おすすめは通信講座です。
私自身、独学での勉強に失敗し、通信講座で合格をすることができました。メリットデメリットなどを分かりやすく説明します。なお、私はフォーサイトの行政書士講座を受講していましたので、その体験をもとにしています。
通信講座のデメリット
・独学に比べると費用が掛かる(独学:数千円、通信講座:数万円~)
・テキストや問題集を自由に選ぶことができない
通信講座のデメリットは費用が掛かる点です。例として予備校大手のLECの行政書士通信講座を見てみると195,000円。これを高いとみるか、合格のために必要な経費とみるかは人それぞれだと思います。しかし、そのようなデメリットを差し置いても通信講座がおすすめです。
通信講座のメリット
・何度でも講義を視聴することができる
・勉強方法が示されている
・テキストや問題集選びで悩む必要が無い
・ネット環境があればどこでも講義を受けることができる
それぞれわかりやすく説明します。
何度でも講義を視聴することができる
通信講座では講義の動画を何度でも視聴することが可能です。私がそうなのですが、何事も一度では覚えられない性分で、講義の動画を何度も視聴し知識のインプットをしました。重要科目である憲法、民法、行政法は10周くらい同じ講義を視聴したと思います。
ただテキストの文字を目で追って理解するのと比較すると、通信講座は講義の説明を視覚・聴覚で取り入れることができるので、何度も講義を視聴することは知識のインプット方法として効率が良いといえます。
ポイント
講義の視聴“だけ”が合格への近道ではありません。講義→過去問→講義→過去問のくり返しが基本です。
勉強方法が示されている
行政書士試験の勉強を始めるにあたって、資格試験の勉強の経験が少ない方にとっては勉強方法を知ることが第一の壁といえます。また、独自に調べた方法で勉強を始めたとしてもその方法が合格への近道なのかは合格してみないと分かりません。
しかし、通信講座ではある程度の合格実績を有している場合がほとんどなので、その講座の指示に従って勉強の方針を決め進めていけば、少なくとも独自の勉強方法よりは合格への近道となっているはずです。
案内される勉強方法は基本的にどこでも「講義→過去問→講義→過去問のくり返し」となるのではないでしょうか。
テキストや問題集選びで悩む必要が無い
通信講座に申し込むとテキストや問題集は指定のものが郵送されてくるのでそれを使用することになります。当然、それらは講義と連動しているので理解が深まりやすいといえます。
ポイント
“悩む必要が無い”と説明していますが、そもそもの通信講座を選ぶ際には各講座のテキストは見やすいか、講師の先生の話は聴きやすいかなどを判断し講座を選ぶことになります。それぞれの会社から資料を取り寄せることや、講義をお試しで視聴することができるのでぜひ試してみてください
ネット環境があればどこでも講義を受けることができる
通信講座であればスマホがあればどこでも講義を受けることができ、スキマ時間を効率的に使うことができます。スキマ時間の活用は働きながら合格を目指す受験生などにとって非常に助けになる勉強方法です。
電車通勤で片道30分電車に揺られているその時間を使えば、それだけで往復1時間あります。働きながら1日のうち1時間勉強時間が確保できるということはかなり魅力的なことではないでしょうか。
また、勉強場所を家以外のカフェや図書館などにする場合でも講義を視聴することができるので、場所による勉強方法の制約が無くストレスが少ないです。勉強に集中するためには勉強場所を変えるというのも有効な手段なので、すべての場所で同じように勉強できることが理想だと思います。スマホがあれば「家では勉強に集中できないが講義を視聴できない!」といった悩みとも無縁です。
さらに、予備校へ通学し講義を受講する方法は通学が手間となりますし、予備校が近くにない方はそもそも通学が難しいです。そのような問題も通信講座にはありません。
通信講座がおすすめ まとめ
通信講座は費用こそかかりますが、メリットが大きいです。スマホさえあれば講義をどこでも視聴することができるので、忙しい社会人の方や予備校が近くにない方などにおすすめです。
また、勉強方法が案内されるのでその点で悩む必要もありません。1つの講座を受講しているのに他の会社のテキストを購入したりすることはあまりおすすめできません。各通信講座はそれぞれの会社の講師陣が合格のために必要な要素を詰め込み、練り上げたものです。素人が疑っても仕方のないことですので、試験の当日までその講座を信じてただひたすらに勉強するのみです。
独学にこだわりのない方や合格する可能性を少しでも上げたい方は通信講座を選ぶべきです。